ご覧いただき有難うございます。

我が国最古の造園技術を集大成した貴重な資料です。造園界の第一人者である上原敬二博士編纂で加島書店より発行されましたが絶版となっています。今日では入手困難となっている希少本ですが、本書は全10巻が揃っています。

発行後40年以上経過し経年変化により、函にやけ、しみがあります。また表紙やこぐちなどにもしみがありますが本文はきれいです。

1巻、3巻のみ当初布の装丁が施されているためやけが目立ち、茶色のような外観を呈しています(写真参照)が通読には問題ありません。

内容
1築山庭造伝前編
2築山庭造伝後編
3石組園生八重垣伝
4芥子園樹石画譜
5芥子園風景画譜
6山水並野形図、作庭記
7南坊録抜粋、露地聴書
8余景作り庭の図、他三古書
9都林泉名勝図会
10園治

造園家、日本庭園技術者、造園史研究者、時代考証専門家、庭園観賞愛好家などの方々にとって必携の資料と思われます。
見開きに前所有者のものと思われる印があります(写真参照)が、本文内容はきれいに保たれています。

造園技術者や庭園の維持管理技術者の減少、高齢化などにより、技術の継承が問題となっている今日、本書は庭園文化の源流を伝える造園史における希少資料です。

現在古書市場に出品されている10巻揃いのセットは他に見当たりません。
全巻閲覧可能なのは、造園学科を有する大学の資料室などに限られると思われます。日本最古の庭園書とされる作庭記も6巻に収蔵されています。庭園文化伝承の観点からよろしくご検討下さい。

5月中に閉店予定のため、値下げします。
お早めにご検討下さい。

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