イタリアのプログレッシブ・ロックバンド、バンコ・デル・ムトゥオ・ソッコルソ（Banco del Mutuo Soccorso）が1972年にリリースしたデビューアルバム『バンコ・ファースト』です。
バンコ（Banco）は1969年にヴィットリオ・ノチェンツィ氏とジャンニ・ノチェンツィ氏の兄弟のダブル・キーボードを核にローマで結成、その後にボーカルのフランチェスコ・ディ・ジャコモ氏が加入しバンドとしての陣容が固まりました。
残念ながら2014年2月にフランチェスコ・ディ・ジャコモ氏が交通事故で亡くなってしまいました。
この『バンコ・ファースト』は素焼きの壷を模した「超変形」ジャケットでリリースされましたが、このアルバムに収録されている「安息の鎮魂曲 (R.I.P (Requiescant In pace))」はバンコ（Banco）の代表曲のひとつとなり、アルバム自体もイタリアのプログレッシブ・ロックの幕開けを飾る1枚であるといっても過言ではないと思います。
近代クラシック音楽を根底とした独自のキーボード・サウンドは、高度な演奏力と相俟って、当時の世界中のプログレッシヴ・ロック・ファンを唸らせました。
出品アイテムの状態ですが、傷みやすいジャケットにもかかわらず避けられない経年劣化を除き特筆すべきダメージはなく非常に良好です。
盤はあまりプレイされていないのではないかと思われるくらい良好でピカピカです。
これ以上の状態を望むことは極めて難しいと思います。
しかしながらリリース後すでに半世紀以上の時間が経過していることを考慮して頂き、興味のある方がおられましたらよろしくお願いします。

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