作・絵： 山本 容子
出版社： ほるぷ出版（イメージの森）
編集：トムズボックス
発行日：1994年4月25日第1刷　1997年3月31日第4刷発行　版元品切れ（絶版）
税込価格： ¥1,430
276×213㎜　32p
☆本文に目立ったヨゴレ・キズ・書き込みなし。本文新品同様。
◇ 使用感・イタミ等なく、良好な状態です。
【カバーあり・帯なし　カバー上辺部に少ソリ・シワ　カバーの背部分およびその周辺ヤケによる褪色】

ある夏の夕ぐれ、海辺の我が家の庭先で鈴の音がした。近所の猫かな、と思って近づくと、首輪に鈴をつけた、狐のような子犬だった。迷い犬だろうか、捨て犬だろうか、イヌの困ったような顔を見ながら、こちらも困ってしまった、-――本文より抜粋。
とつぜん迷いこんできた子犬は、ルーカス・クラナッハと名付けられ。山本容子さん一家の家族の一員になった。その犬ルーカスへの深い愛情と心優しき生活を描く、人気銅版画家・山本容子の絵本。
ルーカス・クラナッハとは、16世紀前期に活躍したドイツ・ルネサンス期の肖像画家。宗教改革者マルティン・ルターの友人であったため、彼とその家族の肖像画を多く残しています。クラナッハの描く、腰の細くくびれた独特なプロポーションのヴィーナス像は、ティツィアーノやジョルジョーネのヴィーナスとはまた異なった、独特の官能美をかもし出しています。なぜ山本容子さん一家が彼にルーカスの名を与えたかは絵本を読めば明らかとなります。

商品の情報