オーディオプロショップ「Sound Den」様により黒セーム革エッジ張替えと硬質フェルト吸音材を追加されたオンキヨーのスピーカー「D-200II」チューンモデルに、以下の整備を施したものとなります。

・　ネットワークの改修
・　配線の引換え
・　コネクターユニットの交換
・　キャビネット仕上げの変更

もともと独立設計のディバイディングネットワーク基板を撤廃し、手製でディスクリート。（写真9枚目右下）
回路設計はそのままで、すべてのコンデンサを交換しています。
HF回路はすべてParcAudio製に変更。LF回路はパナソニック製と神栄キャパシタ製です。

配線をすべて引き換えています。
ツイーターはBELDEN製「STUDIO 708EX」、ウーファーにはオヤイデ電気製「EXPLORER V2 0.75sq」を引いています。

背面のコネクターは、バナナプラグ対応の大型ポストに換装しています。（同左下）

キャビネットの外装は、前面と背面以外を天然木ウォールナット柾目突板で張り替えています。
また、ワトコオイルナチュラルによるオイル仕上げ（コネクターベース部のみクリア塗装）としています。

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キャビネット外観は、オリジナルのPVCシート部に年代相応の擦り傷があります。

前面ネットは、穴や剥がれはなく綺麗です。

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ブックシェルフスピーカーのスマッシュヒット作「D-200」の改良版として登場。

充実の中高音が特徴。張り出し感と分離感のバランスがたいへん良く、クラス以上と評されたのも納得です。
低音は量感こそ平均的ですが存在感があり、下までよく伸びます。体積を鑑みれば十分といえます。

プロの手によりリチューンされた部分以外について整備を施してみました。
ツイーター用コンデンサのグレードアップで歪み感の低減を行っています。
天然鹿革エッジに合わせて外装も天然素材とし、所有感の高いものになっているかと思います。

なお、突板はすべて手張りです。機械張りのような精密さはありませんことをご留意ください。

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主な定格
・　2ウェイ2スピーカー／バスレフ型／防磁設計
・　寸法：W216 x H352 x D228 mm
・　重量：6.8kg
・　インピーダンス：通常6Ω／最小4Ω
・　再生周波数帯域：38Hz～45kHz

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