旭ペンタックス スーパータクマー 50mm F1.4 前期 8枚玉モデル M42スクリューマウントです。

1965年発売。この世代で50mm f1.4を実現するのには技術的に無理があり、どのメーカーも癖がより強く出ます。特にこのSuper-Takumerは写した覚えがない何かしらの光が背景に溢れ出し、幻想的な撮影を行うことができます。特に盛大なフレアはお馴染みで夕日に向かって逆光で写真を撮ればすべてを包み込む世界を作り出すことができます。玉ボケはややバブルボケ、輪郭が強調されます。初めてのオールドレンズには是非オススメしたい一本です。

当初のSuper-Takumarは50mm F1.4のレンズ構成としては贅沢な8枚構成が採用されました。しかし現在市場に流通している物のほとんどが後期型で7枚構成に省略されたものです。また、後期型のみ黄色く変色するアトムガラスを使っているためほとんどのものが変色しています。このことから、描写と希少性の面で前期8枚玉が人気を集め高価な価格で流通しています。

実際にこのレンズを使用した作例を用意しました。

イルミネーションが始まりましたね。ナイトスナップに持ち出すと相変わらずの派手な絵を作ってくれます。大きな玉ぼけ、光源にはゴースト。人気のオールドレンズならではの特徴がはっきりしています。

コンディションは、光学はカビ曇りというものはありませんが、前後玉にコーティングダメージ。試写の中で悪影響があるようなものではないです。外観はそこそこスレがあり地の金属が出ている箇所がありますので8枚玉と言ってもコレクション向きではないですね。動作良好です。この辺りから8枚玉としてはややお買い得な価格からの出品ですが、実用には掘り出し物かと思います。

状態 8枚玉！貴重な初期型モデルです
外観 ピントリングなどにスレあり
光学 前後玉にコーティングダメージ
動作 α7で実写確認済
付属品 前後キャップ

防湿庫保管



※黄変色は後玉群に起こりやすいものです。前玉のコーディングも黄色系ですがこれは問題ありません
※評価は主観です。中古品ですのでご理解ください
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